涙色

作詞 篤志       
作曲 篤志

もうサヨナラ 戻ることはできない
わかっている なのに「またね」と言って 手を振った

涙ハラハラ こぼれて落ちて
今さらだって分かってても 気持ちをたためない
繋(つな)いでいた手 離れたあの日から
時計がまだ 止まったまま 動き出さぬままで

あの時 言い出せなかった 言葉
この風に乗せて届けたい

もうサヨナラ 戻ることはできない 胸をしめる想いを抱きしめ眠るよ
だけどあなたを 忘れることできずに 凍えている私の心は 「涙色」

涙かくして強がってたね
本当は弱さだって見せてほしかったよ
些細(ささい)なことで傷つけあってたね
優しい嘘、一つくらい 言えたならよかった

瞼(まぶた)を閉じれば 浮かぶその笑顔
「お願い、少しだけ泣かせて」

もうサヨナラ 戻ることはできない 伝えられぬ言葉をしまって眠るよ
だけどあなたを忘れることできずに 行き場のない想いが涙に溶けていく

そうサヨナラ うまく伝えられずに また会える日、期待をしていた それとも
距離と時間が変えてくもの気付けず 今になって深く悲しみが痛いよ

もうサヨナラ 戻ることはできない 
わかっている なのに「またね」と言って 手を振った